カスタム隷奴II交流BBS

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■1915 / 8階層) 　ハード調教SLGのススメ
□投稿者/ ラインハルト -(2007/10/12(Fri) 21:29:12)
    > 　なんとなく毎度毎度の無限ループっぽい話になるのですが、とにかくカスタム隷奴に限っていえば、ツメが甘いのですよ。
    > もう一言いわせてもらえば、こだわりがあるはずなのにこだわりきれてない･･･とでも言うのでしょうか？

    ◇ 同感。KISS風味ってKISS魂を打ち立てていないが故に、
    「ツボを押さえず」「詰めが甘い」仕上がりになってしまって、
    「アレな出来具合」に感じるのでしょうね。
    恐らく、「売れる作品」へばかり着眼する余り、「造る作品」に立脚するのを疎かにしているような感じ。

    ◇ コンセプトとしては、ユーザーのニーズを汲み取っていると思われる節が見受けられるけれど、クリエイターのセンスを研ぎ澄まし、作品の余分なところを削ぎ落とし、作品の肝心なところを補うという意識がないのかもね。
    クリエイターなら作品を完成させた後も、作品を何度もプレイして、プレイヤーとしての感想（読後感とか読中感みたいなもの）を持つべきでしょう。
    作品はクリエイターの手を離れて一人歩きすること。プレイヤーは欲求（衝動）だけでなく、感情や記憶や意志をもって作品をプレイしたいということ・・・
    これらのことを踏まえてクリエイトしてほしいなぁ。


    > 　カスタム隷奴の良さとは？と聞かれたとしましょう、私ならば・・・
    > １・自分好みの女の子を一応創造できる
    > ２・その女の子を思いのままに調教できる
    > ３・自分が調教した女の子がどのようになるのか？
    > の、３点に集約します。

    ◇ 同感。これらをコンセプトとして言葉に置き換えれば、
    �　屮�ャラクターエディット」 隷奴間の蕾具合といった生まれ比べ。
    �◆屮灰泪鵐品�式ハード調教SLG」
    ��a「パラメータ方式段階調教SLG」
    ��b「ステージプレイ」 隷奴間の花開き具合といった育ち比べ。

    ってな感じになるのかな！？
    あたしとしては、隷奴シリーズの頂点は隷奴２であり、その醍醐味は・・・
    �い歪媛叩�「オンライン＆マルチプレイヤー方式」 調教師間の駆け引き比べ。

    だと力説したい。
    特に、オンライン方式はコンセプトの中でも画期的かつ最根幹に位置すると思うのよ。
    オンラインの有無によって、隷奴シリーズの全体像なりプレイ感ががらりと変わるし。


    > 　逆に悪いところは？と聞かれたならば・・・
    > １・ストーリー性が弱い
    > ２・作業になるのでやり込み度を感じにくい
    > と答えるでしょう。

    ◇ あたしゃ、�，鉾紳舒娶�、�△貌唄兇任后�

    �．好函璽蝓疾�について
    ストーリー性が弱いのではなく、ストーリーが蛇足と化していると思う。
    ストーリーが付け加えられたけど、隷奴の個性や行動に結びついていない分、蛇足だと感じられます。
    また、調教プロセスと結びついているはずのストーリーが、
    隷奴の心理や背景（調教などの場）の歴史（変遷）を描写しておらず、
    機械的に読まされるだけのテキストと化しているのだと感じます。
    ストーリー性が付加されたのは恐らく、調教プロセスをデジタル（パラメータ）変化だけで描写すると味気ないので、アナログ（小さな物語）多様さも加えた・・・
    ということなのでしょうが、逆に単調さと味気なさを露呈している感じかな。
    ストーリーの位置付けが確立されておらず、コンセプトやシステムと齟齬を来し、折角の労力を余計なものから肝心なものへと転換する工夫をしなかったからかもね。

    �∈邏箸砲覆襪里任笋蟾�み度を感じにくい
    あたしからの提案。
    無味乾燥なストーリーから迫真的なシナリオへ。
    そして、単調なコマンド操作から実感あるプレイヤー選択へ。
    なぜなら、やりこみたくなるのは、プレイ感をもっと味わいたいほど、深みのあるゲームだから。だと思うのね。

    > ２・その女の子を思いのままに調教できる
    > ３・自分が調教した女の子がどのようになるのか？

    上記の２つを重視し、機械的に読まされるだけのテキストから脱却して、
    隷奴の心理や背景の歴史をも描写しつつ、
    隷奴像の全体を浮き彫りにするようなシナリオであるならば、ありきたりのAVGでもSLGでもなくなると思うんだけどなぁ。無理っぽ！？

    結局のところ、KISSは隷奴を女性としてしか見なかった。
    更に、女体しか着眼せず、女心に立脚しなかった。

    あたしゃ、少なくとも、こう力説します。
    「隷奴は女性として成長する」と同時に「隷奴はもともと人間として存在するのである」と。
    女性は、体がフィメール（身体）だから女なのではなく、心がフェミニン（心理）だから女なのです。
    なぜなら、女性はフィメールであるが故に、フェミニンに不安を持っているからです。
    身体は否応なく成長していき、身体的な女性らしさは自動機械（オートマトン）のように明瞭になっていく。
    その一方で、心理は周囲の常識（先入観）や社会の通念に左右され、心理的な女性らしさは「アイデンティティの危機」に晒される。
    心理的な女性らしさ、その本質は「共感」にあります。
    主人が「お前は女だよ。だから、俺はこう指示する」と言葉で言っても、女性は安心できません。
    最も共感信頼する（愛する）男性が「お前を愛しているよ。だから、俺はこう存在し行動する」と態度で示さなければ、女性は安心しないのです。
    それゆえに、調教師は、女性に対する愛の表現として、調教を行える。
    なぜなら、共感信頼関係（ラポール）は極限状況にあって最も際立つからです。
    事故とか事件とか、そういった危難を二人三脚で助け合いながら乗り越えた果て
    に、ね。
    調教とは、人為的に作り出された極限状況に晒すことによって、相手の行動矯正を図り、人間として可能性を更新する技術なのです。
    よって、相手が抵抗してお互いに衝突するほど、極限状況は高まり、一緒に危機を乗り越えた後に生まれるラポールも深まるわけで。

    奴隷とは、所有物と化した人間なのです。
    それは、家畜のような、飼育された非人間ではない。家畜と違って、奴隷は飼育される人間であり、人間らしさが許される。※心の変化っていうやつね、心理とか。
    また、主人に服従するから、自由を喪失したり制限されているのではない。自由人の持つ自由と奴隷の持つ自由とは、次元が異なる。
    奴隷とは、自らの生き方に責任を果たせないが故に、自らの処遇を決める自由を認められない人間を指す。※古代ローマでの概念
    言い換えたら、こんな台詞。
    「撒いた種を自分で刈り取れないから、奴隷に成り下がって生きるしか術がない」
    「主人に身を預けて、撒いた種を刈り取ってもらう以上、奴隷は主人に服従しなければ生きていくことができない」と。

    KISSは、はっきりいって調教SLGというものを考察していない。
    調教SLGどころか、どの作品も、そのゲームを考察していない。
    具体的なものばかり視野が散らばせて、本質的なところで視点を深めていない。
    それゆえに、コンセプトにゲームとしてのリアリティがない。
    それで、ゲームに満足できるプレイ感を持たせられない。
    ゲームとしてのリアリティは、現実世界での実在性なのではなく、ゲーム世界での迫真性なのです。これがKISS作品にない。
    故に、KISS風味ってKISS魂を打ち立てられず、
    「ツボを押さえず」「詰めが甘い」仕上がりになってしまって、
    「アレな出来具合」に感じるのでしょうね。
    いくら、CGを増やし、ストーリーを増やし、コマンドやコスチュームを増やし、システムを膨らましても・・・
    迫真性が研ぎ澄まされていないから、ゲーム世界が浅く、ゲームのプレイ感も薄い、と思うのです。


    > それが故に弱点を補った無難な仕上がり・・・という風に感じてしまうのではないでしょうかね？
    > 特に１や２をやり込んだプレイヤーにしてみれば、進化しているようには見て取れないというのが正直な印象じゃないかと思うのですよ。

    ◇ KISS風味は、無難どころか、お粗末すぎ。でも、捨てきれない何かを残していると思うのは、あたしだけかなぁ（苦笑。
    進化しているように見えるけれど、実は、肝心でないところに安住したり、余計なところに放浪しすぎ。
    試行錯誤するのはOKとして、KISS魂を抱いて試行錯誤してよ〜といいたい。
    「売れる作品」へばかり着眼する余り、「造る作品」に立脚するのを疎かにしていれば、クリエイト（創造）する力を失い、ミーム（模倣）するだけの作品しか造れなくなってしまう。
    それでは、隷奴１という、隷奴シリーズの先駆けが打ち出したコンセプトを踏みにじることになると思うんだが。
    あたしゃ、隷奴１以来、隷奴シリーズはゲームとしてエポックメーキングに準じると思うし、可能性豊かなジャンルだと思うんだよね。
    恐らく、KISSは「造る作品」とは何かを思い当たらないんだろうなぁ。
    誰か手本を示してあげた方がいいのかな！？


    > 　カスタム隷奴の良さというのはやはり上記した３点だと思うので、この部分の強化なくして次回作はありえない〜というのが私の魂の叫びなんですが、kissの制作陣は全く別のベクトルでものを見ているんですよね・・・これがね。

    同感。

    > 進化をするにあたって、弱点強化による平均点な作品よりも、長所をとことん突き詰めた一点突破な異端作のほうが、既存新規を問わずユーザーに与えるインパクトが強いと思うのですがねぇ・・・

    まさしく、同感。一点突破してから、煮詰めていけばいいと思う。
    例えば、隷奴１で一点突破、隷奴２で横陣展開という風に。
    でも、隷奴３以降は縦深陣展開するつもりが、戦局展開の地道な崩壊の様子のような！？


    > 　しかし、この話題に終止符を打てるような�犬鮟个靴討�れんかね

    いっそのこと、隷奴・新ジャンル�気魎�待した方がいいかも。
    でも、KISSだけに失敗しそ〜。悪魔のケツにKISSしたのならば（苦笑


    KISSは、ユーザーとクリエイターにおける意識（あり方）と行動（振る舞い）を踏まえて、諸ゲームを考察しなおし、コンセプトを再認識するべきだよ〜。
    ××な彼女の作り方なら、どうしてオンライン対応 ヒロイン＆都市育成SLGにするのか？
    カスタム隷奴Fなら、どうして配信型調教育成SLGにしたのか？
    カスタム隷奴IIIなら、EDIT型調教育成SLGにしたのか？
    ゲームは売れるものが売れるのではなく、造りたいものが売れるというものを見落としてる。
    ユーザーがゲームをプレイする（プレイしたいから購入する）ということは、ゲームによって提供される材料をもとにプレイ感をクリエイトしたいからだってことを見落としてる。

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