●保険のおはなし●
2002-10/11
(金) |
何故か保険の話です。 CMやらなんやらで「安くなる」ゆーてるのが多いじゃないですか。 それに対する一つの回答です。 色々とあるけど、高齢者(老人)向けを除いた生命保険を例に挙げます。 基本的に保険料というのは 保険金(=保証される金額)に保険料率を掛けたものであります。 保険金は大体一定でしょうから、保険料率の違いが保険料に出ると仮定できますね。 生命保険(特に死亡保険)はケガの確率や死亡の確率を基準に保険料率が決定されます。 つまり、死亡保険に限れば年齢が上がるほど死亡率も上がるのですから、 本来ならば保険料は年々上がっていきます。 #傷害保険ならケガ・病気の確率が基準になります。 が、実際は保険料はある一定の期間は一定です。 これは一定期間内の保険料を平均した額を保険料としているからです。 なので某広告で詠っている「10年間の保険料は一定です」ってのは保険業界の常識なのです。 そして保険料が安くなるのもコレを使ったトリックなのです。 先に挙げたように保険料は保険金×保険料率なので保険料率に依存します。 そして、保険料率は死亡の確率やケガ・病気の確率を参考に比例します。 通常ならば保険料は年々上がっていきます、ここまで大丈夫ですね。 では、問題です。 1.20歳から70歳までの保険を掛けた時の保険料 2.20歳から30歳までの保険を掛けた時の保険料 どちらの保険料が高いですか? もちろん年々本来の保険料は上がっていくわけですから、 70歳まで同じ保証をしてもらったほうが高くなります。 しかし、考えてみてください。 2の場合は10年間の期間しか保険が掛かってません。 その後も保証されたいなら更新が必要です。 2.20歳から30歳までの保険を掛けた時の保険料 3.30歳から40歳までの保険を掛けた時の保険料 4.40歳から50歳までの保険を掛けた時の保険料 5.50歳から60歳までの保険を掛けた時の保険料 6.60歳から70歳までの保険を掛けた時の保険料 7.2〜6までの平均の保険料 を比較して見ましょう。 もちろん保険料は死亡の確率から計算されるので、 2<3<4<5<6となります。 かつ、1〜7は全て保証と保険料率が一緒という仮定なので1=7です。 つまり、実際には保証期間と保険金が一緒である限り1も2(〜6)も払っている額は一緒です。 そして、いくら年齢が上がれば給料が上がっていくと思っても、 妻(夫)子がいる限り、大学をはじめとする教育費用が掛かるのは4・50代ですよね。 そんな時に2のケースで年々(?)保険料が上がっていくのでは資金の遣り繰りが大変です。 ですから、目先の保険料に捕われず1のケースで掛けるのをオススメします。 もっとも70歳まで掛けるのは仮の話なので、保証期間は人それぞれでしょうけど(^_^;; 尚、保証期間の途中で解約した場合も、 「今まで払った保険料−解約した時までの本来の保険料」 が払い戻しされるので、先に払いすぎて損をするということは十中八九ありませんので 保険を掛ける際には後々を考えて入ってくださいね♪ 詳しくはあなたの入っている保険屋さんにご相談を(ぉ PS. ちなみにおいらの親父は自動車・火災の保険をやってますが、 生命保険は参考(この例)程度しか知りません(爆) |