●ジャンル分け考察1(RPG)●
2001-12/10
(月) |
日本のコンピュータゲームのジャンル分けってかなりいい加減です。 と言うのも日本においてはRPG偏重(RPGの人気が高い)ため、 ジャンル分けに「RPG」をくっつける場合が多々あるせいです。 アメリカのアクション人気の場合は 「アクションゲーム」の定義が結構きっちりしているので良いのですが、 「RPG」の場合は定義自体が存在してないのが主な理由です。 そもそもRPGとは「RolePlayingGame」の略であり、 直訳すれば「役割を演じる遊び」であり、 意訳すれば「なりきり遊び」「ごっこ遊び」になります。 つまり拡大解釈すれば「主人公に感情移入できるゲーム」と化してしまいます。 ただ、日本のコンピュータゲームのRPGはこの意味で使う場合は少ないです。 コンピュータゲームのRPGとは 「敵と戦って経験値を稼ぎ、成長するシステムを積んでいるゲーム」 になっているように思えます。 一番顕著なのは「レーシングRPG」です。 レーシングゲームはアーケードの体感ゲーム系ならともかく、 ほとんどものはマシンの買い替えやチューナップを含みます。 なのにわざわざ「RPG」を付けているわけです。 これはRPGが付けば多くのユーザーを獲得できるためです。 (昔は顕著でしたが、最近はそうでもないと思います) このため本来の意味から大きく外れており、 「RPG」というジャンルの定義が定まらなくなっています。 昨今人気のジャンルミックスがそれに拍車をかけているのですが、 ジャンルミックス考察は明日にします。 |