エア×リンリの夜会話記録
第3夜
- エア
- あ、リンリさん…
- リンリ
- どうしたの…?
エアちゃん
- エア
- リンリさんにここが落ち着くって
きいたから
散歩してみようかなって…
- リンリ
- そうなの
もしかして…
私はオジャマだったかしら?
- エア
- そんなことないですよ!
- リンリ
- そう
よかったわ
ありがとう…
- 本当にやさしいのね…
リョウガがあんなことしたのに
いままで通り接してくれて…
- エア
- そんな…
わたしは…ただ…
- リンリ
- ありがとう…
私にできることなら、何でもするわ
それで許されるわけではないけど
- エア
- お礼を言うのはこっちの方で…
オルカや親方のメンドウを
みてもらっちゃって
- リンリ
- そういえばオルカくんのケガ
どうしたの…?
詳しいことは話してくれなくて…
- エアちゃんなら
なにか知ってるんじゃない?
- エア
- いや…
あの…
その…
- リンリ
- ふふ…わかったわ
これ以上きかないわよ
- エア
- ありがとうございます…
- リンリ
- リョウガもエアちゃんくらい
素直だったらねぇ…
- もっとあの子のこと
わかってあげられたかも
しれないのに…
- エア
- あの…なんていうか…
あんまり自分を
責めないでください
- リンリ
- エアちゃん…
本当にあなたは…
- う…!
- エア
- どうしたんですか!?
調子悪いんですか!?
- リンリ
- 大丈夫よ…
少し頭痛がしただけ…
- エア
- きっと、つかれてるんですよ…
帰って休んだ方が
いいんじゃないですか?
- リンリ
- ありがとう、エアちゃん…
そうさせてもらうわ…
第4夜
- リンリ
- あら…エアちゃん…
- エア
- どうも…
- リンリ
- そう…
心配なのね…
ベルグさんのこと…
- エア
- はい…
もとはといえば…
わたしのせいだから…
- リンリ
- あなたのせいなんかじゃないわ…
リョウガのせいよ…
あの子の…
- エア
- でも…大丈夫です…
ゴウラは復活させません…!
- なにがあったか知らないけど
リョウガにそんなヒドイこと
させちゃいけないから…!
- リンリ
- エアちゃん
- エア
- リンリさんにもらった
サモナイト石のおかげで
魔刃にたどり着けそうだし…
- 早く見つけて
ゴウラを封印してみせます!
- リンリ
- ありがとう…
エアちゃん
- エア
- いえいえ…
お礼を言うのは
こっちの方で…って…
- あ!
- リンリ
- あら…そういえば
お礼のキスがまだだったわね…
- エア
- あ…あの…その…
- リンリ
- ふたりっきりなら
はずかしくないでしょ…
- エア
- あわわ…
はずかしいですよ〜…
第5夜
- リンリ
- あら…エアちゃん…
- エア
- どうも…
- リンリ
- なにかあったのね…
- エア
- 実は…
魔刃を見つけた場所で
リョウガに会ったんです
- リンリ
- そう…なの…
- エア
- リョウガには何か事情があって
話し合えば元に戻れる…
そう思ってたんですけど…
- ううん…
思おうとしてた…
- だけど…なにも聞けなかった…
もしちがってたらって思ったら
怖くて聞けなかったんです…!
- リンリ
- いいのよ…
エアちゃん
あなたが悪いんじゃないわ
- エア
- でも、イヤなんです…
リョウガと戦うなんて…
- リンリ
- だけど…
リョウガがゴウラを復活させるのを
とめることができるのは…
- エアちゃん…
あなたしかいないのよ…!
- エア
- リョウガを止める…
そっか…
そうですね…
- リンリ
- ごめんなさい…
でも、お願い…
早く魔刃を集めてちょうだい…
- エア
- …
わかりました!
第6夜
- リンリ
- あら…エアちゃん…
今日は大変だったわね
- エア
- リンリさんこと
ありがとうございました
- リンリ
- いいのよ…
でも…色気が必要ですって…
来たときは…
- ふ…ふふ…
- エア
- なに笑いをこらえてるんですか!
- リンリ
- だって…ふ…
こらえなかったら…ふふ…
あなた…キズつく…でしょ…ふふふ…
- エア
- もうキズついてますよ!
- リンリ
- ごめんなさい…くすくす…
でも…あのときのことを思い出すと…
可笑しくて…うふふ…
- エア
- (こんなに笑ってるリンリさんは
久しぶりだなぁ…)
- リンリ
- でも、もしかして私ったら
余計なことしたかしら?
- エア
- そんなことないですよ!
- リンリ
- 本当?
実はエアちゃん
色っぽい服、着たかったんじゃない?
- エア
- それは…うーんと…
- リンリ
- エアちゃんカワイイし
似合うと思うわよ
- エア
- そ…そっかなぁ…
- リンリ
- そうよ
魔刃集めが終わったら
着てごらんなさい
- う〜んと、色っぽいのを
選んどいてあげる
- エア
- あ…あはは…
どうしよっかな…
第7夜
- リンリ
- エアちゃん
そろそろ来る頃だと思ったわ
- エア
- どうしてです…
- リンリ
- だって今日も
大変そうだったから
- エア
- そんなことないですよ
今日はわたしよりみんなが
がんばってましたよ
- リンリさんもいろいろ
ご苦労さまでした
- リンリ
- ううん…
こんな風に村のために働けるのは
うれしいくらいよ
- エア
- リンリさん…
- リンリ
- そういえば
爆発みたいなすごい音が聞こえたけど
なにがあったの…?
- エア
- あれは…
- リンリ
- …
リョウガ、なのね…
- エア
- はい…
- リンリ
- あの子ったら…
またあなたたちを危ない目に…
本当にごめんなさい…
- エア
- そんな…いいですよ…
リンリさんがあやまらなくても
それに…
- なんだかリョウガも
ムリしてるような
気がしたんです…
- リンリ
- リョウガが、ムリを…?
- エア
- リョウガ…
なんだか悲しそうだったんです
- リンリ
- そうなの…?
- エア
- でも…それでもリョウガは
やる気なんだ…全力で…
だから…わたしも…
- 全力でリョウガを止めてみせます!
そして、リョウガをしばる何かから
解放してみせます!
- リンリ
- エアちゃん…
ありがとう…
- エア
- いいですよ!
リョウガとは友だちですから!
- リンリ
- リョウガをしばっている何か…
そうね…
確かに…
- う…!
あたま…が……!
- エア
- どうしたんですか!?
頭が痛いんですか?
- リンリ
- やっぱり今日は少し
ハリキリすぎたかしら…
帰って休むわね…
- エア
- リンリさん…
第8夜
- リンリ
- あら…エアちゃん…
魔刃を見つけたそうね
ご苦労さま
- エア
- リンリさんこそ
ラクルたちといっしょで
大変だったんじゃないですか?
- リンリ
- ううん、楽しかったわ
ふたりとも一所懸命で
とってもかわいかったわよ
- それに、あのふたりは私を
リョウガの姉じゃなくて
リンリとしてみてくれたの…
- うれしかったわ…
- エア
- リンリさん…
- そういえば、わたしも
あのふたりにはお礼を言わなきゃ
- リンリ
- どうして?
- エア
- 歌をうたったら仲良しになれるって
アドバイスのおかげで
とっても助かったんです
- リンリ
- 魔刃さがしに歌が…?
まあお色気よりは
関係ありそうだけど…
- エア
- そうですね
- リンリ
- じゃあ私といっしょに
あの子たちにお礼をしましょうか?
- エア
- いいですね…
- …って、待って下さい!
リンリさんの言う、お礼って…
- リンリ
- やっぱりキスでしょ?
- エア
- やっぱり〜…
第9夜
- リンリ
- あら、エアちゃん
私が出かけているだいだに
色々あったみたいねぇ…
- エア
- はい…
集めた魔刃をゲドーにとられたり
村のみんながゲドーに操られたり…
- リンリ
- ゲドーさん大カツヤクねえ…
- エア
- そうですね…
- …って笑いごとじゃなくて
誰もわたしを信じてくれなくなって
本当に心細かったんですよ!
- リンリ
- それは大変だったわね…
ごめんなさい
そんなとき、力になれなくて…
- エア
- リョウガをさがしてたんですよね?
わたし、会いました…
- リンリ
- あなたと、会ってたの…?
- エア
- わたしが魔刃を取りに行けないように
ブルニードをこわすって
言ってました…
- リンリ
- あの子ったら…
- だったら…私も行くわ…
ブルニードくんのところへ
- エア
- でも、リョウガは本気です
何が起こるかわかりませんよ…!
- リンリ
- でも、行かなきゃダメ…!
行ってあの子と話さなきゃ…!
- エア
- リンリさん…
会ったら、なにを話します?
- リンリ
- そうね…わからない…
話したいことはいっぱいあって…
よく考えてみるわね…
第10夜
- エア
- あの…
- ごめんなさい、リンリさん…
- リンリ
- エアちゃん…?
- エア
- あ…っ!
- すいません…
今、わたしの顔なんか
見たくなんかありませんよね…?
- 自分のことばっかり
考えていて…
わたし…!
- リンリ
- なにを言ってるのよ!
エアちゃん…
うれしいわ、来てくれて…
- エア
- リンリさん…
- リンリ
- 言ったでしょ…
あなたが気にすることなんて
なにもないのよ
- エア
- でも…
わたし…
わからないんです…
- 一体、どうすればいいのか…
全然わからないんです!
- リンリ
- なにかすることで
あなたの気が晴れるなら
いいわ…お願いがあるの
- エア
- え…?
なんですか?
- リンリ
- 私…
あなたがリョウガと最後に会った
場所に行ってみたいの…
- エア
- リョウガと、最後に会った場所…
- わかりました
- リンリ
- じゃあ、ブルニードくんのところで
待ってるから
また明日、ね…
- エア
- はい
湯けむり熱湯地獄
- リンリ
- そう…
ここが、リョウガと
最後にあった場所なの…
- エア
- すいません、リンリさん…
- リンリ
- 言ったでしょ?
エアちゃんがあやまること
ないのよ…
- 暴走という形になってしまったけど
そのときガブリオくんたちを
守ろうとしなかったら
- 今、どうなってたかわからないのは
ガブリオくんたちの方なんだから…
- エア
- それは…
- リンリ
- あやまらなければならないのは
私の方よ
エアちゃん…
- リョウガのせいで、あなたには
辛い思いをさせてしまって…
- エア
- リンリさん…
- リンリ
- でも…、気休めかもしれないけど…
リョウガは生きている…
そんな気がするのよ…
- エア
- え…?
- リンリ
- あの子、昔はよくひとりで
フラッとどこかへ行っちゃって
フラッと戻ってきていたの…
- 森で迷っていたところを
クリーフ村の人に助けられて
村でお世話になることになった後も…
- しばらくの間、リョウガはよく
なにも言わずにひとりで
出かけていったわ…
- だけど、あなたと知り合ってから
リョウガは変わったの
すごく明るくなって…
- エア
- そうだったんですか…
- リンリ
- ついこのあいだの話なのに
なんだか夢みたいね…
もうあんな日はこないなんて…
- エア
- そんなことありません…
- リンリ
- エアちゃん…?
- エア
- わたしも信じます!
リョウガは生きてるって!
- でもきっと、わたしたちに
顔を会わせづらいんですよ
- だから、こっちから迎えに行く
準備をしましょうよ!
- リンリ
- 準備…?
- エア
- まずはゴウラの封印です!
- リンリ
- エアちゃん…
- エア
- わたしにはこんなところで
自分の力を怖がって
止まっているヒマはないんだ…
- 少しでも前に進まなきゃ!
- リンリ
- エアちゃん…
あなたのような人がリョウガの友だちで
本当によかった…
- エア
- こちらこそ
わたしなんかをまだリョウガの
友だちだって思ってくれて…
- リンリ
- エアちゃんは本当に
いい子ね…
大好きよ…
- エア
- そ…そんな!
からかわないでください…!
- リンリ「!」ふきだし
- リンリ
- う…ん…
- エア
- どうしたんですか!?
リンリさん…!
- リンリ
- ちょっと…
頭痛が…
大丈夫だから…
- エア
- 本当ですか…?
いろいろあったから
つかれてるんですよ…
- リンリ
- 本当よ…大丈夫……
なにがあっても…私は…
あなたのやさしさを忘れないから…
- エア
- リンリさん…?
ED
- エア
- リンリさん…
- リンリ
- ありがとう、エアちゃん
また会いに来てくれるなんて
本当にうれしいわ…
- エア
- そんな…
わたしだってリンリさんに
会いたかったんですよ…
- あの後、知らない間に
いなくなっちゃってたし…
- リンリ
- ごめんなさい…
みんなに会わせる顔がなくて…
- でも、エアちゃんには
ちゃんとあやまっておきたくて
- エア
- そんな…リンリさんには
グレンとの誓約が
あったわけだし…
- リンリ
- それで済まされるようなことじゃない
あんなヒドイことをしたんだもの…
本当にごめんなさいね…
- エア
- ううん…
本当にあやまらなければならないのは
わたしの方で…
- リンリ
- エアちゃんが、あやまる…?
私に?
- エア
- だって…わたしの先祖のしたことが
リンリさんたちにメイワクかけた
わけだし…
- リンリ
- エアちゃん…
ありがとう…
その気持ちだけで、十分よ…
- 私を召喚した人間があなただったら
あの頃の私は
どんなに幸せだったことか…
- エア
- わたしがもし、召喚師になれたら
今からでもリンリさんを
幸せにできるのかな…?
- リンリ
- 今の私は十分幸せよ
こんなにやさしいエアちゃんに
出会えたんだから…
- エア
- リンリさん…
- リンリ
- 照れた顔
すっごくかわいいわよ
私は大好き
- エア
- もう、リンリさん
からかわないでくださいよ
- リンリ
- エアちゃんのその顔が
見たかったのよ
- エア
- あ…
- リンリ
- 行くわ
じゃあね、エアちゃん
みんなにもよろしくね
- エア
- リンリさん!
- また、会えますよね…!
- リンリ
- …
- そうね…
- 私はもう…
自由なんだから…
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