■見方
夜会話毎に線で区切っています。
プラティ×シュガレットでの夜会話です。
プラティ=プ、シュガレット=シュ
第0夜
- シュ
- 港に来るのはひさしぶりです…
プ - あ、あんなところに船がある
乗ってみようよ!
- シュ
- あの…そんなことしたら
怒られますよ…?
プ - 大丈夫だって!
おいでよ!
- (船に移動)
- シュ
- 気持ちいいですね
プ - そうだね…
うーん!
今日はつかれた〜
- シュ
- …
プ - どうしたの?
- シュ
- いえ…
あらためてよろしくお願いします
プラティさま
プ - うん、よろしく!
- パパみたいな鍛聖になれるように
がんばるからさ
あとね…
- プラティさまっての
よさない?
- シュ
- そうですか?
プ - そうなの
できれば…せめて
プラティちゃんとか
- シュ
- それは…
- ではプラティさん
でいかがですか、プラティさま?
プ - あ…もう、さまでいいや
- シュ
- はい
- ところで
あの…プラティさま?
プ - 何?
- シュ
- やさしく
…してくださいね
プ - あったりまえでしょ
なに心配してるんだか…
- シュ
- よかった…
わたしのダンナさまになる方が
やさしくてステキな方で…
- (プラティ「!」吹出し)
プ - はぁ?…ダンナさま?
- シュ
- おききになってないんですか?
シュガレットはプラティさまの
許嫁なんですよ
プ - いいなずけ!?
そんなのきいてないよ!
- てか、きいてるわけないじゃん!
- シュ
- そうですか?
でもシンテツさまは
息子をおまえのムコにやる、と…
プ - わたし娘だって!
- シュ
- いいえ同じです
プ - どこが?
- シュ
- わたし女の方でも大丈夫です…
プ - なにが?
- シュ
- 心が決まったら教えてください
プ - は…はあ
第1夜
- シュ
- まず一戦目突破
おめでとうございます
プ - ありがと
ていうかシュガレットのおかげだね
カカンシャカンシャ
- シュ
- いえ…
わたしはプラティさまの言うように
戦っただけですから
- わたし
ひさしぶりにわくわくしました
- まるでシンテツさまと戦って
いるように楽しくて…
プ - 武器は鋼の硬さにあらず
武器は剣の腕にあらず
武器は友の助けにあらず
- って言ってたよね
鍛聖の人
- シュ
- 鍛聖の三宝…
きたえる技術、剣の腕、護衛獣
の三つですね
プ - うん…
シュガレットといっしょに戦って
ちょっとだけわかった気がする
- きっとふたりいっしょじゃなくちゃ
だめなんだね…
いっしょに優勝をめざそうね!
- シュ
- はい
優勝するまでだけじゃなく
ずっとついていくつもりです
プ - ありがと…
- シュ
- イヤと言っても、ですよ?
プ - だいじょうぶ!
イヤだなんて思わないよ!
じゃあ行こうか!
第2夜
- シュ
- プラティさま
海はいいですね
なんかゆったりした気分になります
- プラティさま?
プ - ん、何?
- シュ
- せっかくふたりでいい感じなのに
ほかごと考えないでください
- あの…ヴァリラさん
とかいう方のことですか?
プ - ごめんねシュガレット
でも…ライバル宣言まで
されちゃったし…
- 今日は勝ったけど
次は勝てるかなって…
- シュ
- 正直
むずかしいと思います
- あのときはヴァリラさんが
油断をしていてくれました
でも多分
- 次は本気だと思います
それに…きっと武器をきたえる腕も
プラティさまより上…
- いえきっと大人も顔負けなんだと
思って間違いないと思います
プ - なんでそう思うの?
- シュ
- あのヴァリラさんという方は
ほかの鍛冶師のきたえた武器で
戦っていました
- それを恥と思わないのは
ただの恥知らずか
自分に自信があるかのどちらかです
プ - ただのおぼっちゃん
…ってことはないよね?
わたし的にはそっち希望なんだけど
- 今回の大会の最短記録…
今のところヴァリラらしいし
- シュ
- ええ、だからふたりでがんばって…
もしもヴァリラさんと
試合で当る時のためにも
- 腕をみがいておきましょう
プ - そうだねシュガレット
いっしょにがんばろ! - シュ
- はい
第3夜
- シュ
- 気にしてるんですか?
ラジィちゃんを倒したこと
- それとも…
ラジィちゃんの夢を
こわしてしまったこと?
- それとも…
それをしたのが自分自身だったことを
気にしていますか?
プ - …
- シュ
- わたしは
ラジィちゃんを倒したのが
プラティさまでよかった
- そう思っています
プ - なんで?
- シュ
- わたしのプラティさまは
シンテツさまの香りがします
- シンテツさまは人の思いを
受け止めるのが
とても上手な方でした
- 倒した相手の思いをきちんと
受け止めて生きている方でした
- プラティさまには…
シュガレットのダンナさまには
そうやって生きていって欲しいんです
プ - うん、わかった
- …ってさ
今さらっとすごいこと言わなかった?
- シュ
- さぁ?
なんのことでしょう
- それよりもプラティさま
ちゃんと鍛聖になって
ラジィちゃんの夢を…
- かなえて差し上げなくては
だめですよ
第4夜
- プ
- …もしかして
まだ怒ってる?
- シュ
- …
プ - シュガレット?
- シュ
- プラティさまは
シュガレットのことが
嫌いになりましたか…?
プ - なんで?
どうしてそんなこと言うのさ
- シュ
- 嫉妬ばかりして…
イヤな女の子だと思っていませんか?
プ - そんなことないって!
- シュ
- よかった…
プラティさまに嫌われてたら
どうしようって…
- 意地はってしまったけど…
もし本当に
サクロさんのことを
- 好きだったらどうしようって…
ずっと心臓がドキドキして
泣きたくて…
プ - (うわ!泣きそう!?)
- シュ
- でも…
- ウソでもプラティさまが
好きだって言ってくれて…- うれしくて
プ - (そんなこと言ったっけ?)
- シュ
- お礼に…シュガレットが
プラティさまにいいことを
教えてあげますね…
プ - って、ちょい待ち!
よくわからないけど、だめ!
だめだってばぁ!
第5夜
- プ
- ねえ、シュガレット
- パパとリンドウさんは親友だったんだよね…
- シュ
- そうですね
- シンテツさまはいつも
リンドウさま、ブロンさんと
なにをするにもいっしょでした
- わたしと…
プラティさまのように…
プ - へぇ…
なんかいいね、親友って
- シュ
- もうプラティさまには
シュガレットがいるじゃありませんか
プ - そうだね
ありがとう、シュガレット
- シュ
- プラティさま・・・
シュガレットは今すぐにでも
親友以上になってしまっても…
プ - ああああありがとう
今はその気持ちだけで十分だから
ね、シュガレット!
- シュ
- …そうですか?
とっても残念です
第6夜
- シュ
- プラティさま
何をお考えですか?
プ - うん
パパのこと考えてた
- パパは3本の剣を
一体なんのために
作ったのかなって
- シュ
- 知りたいですか?シンテツさまの剣のこと
プ - うん…
知りたいよ
- シュ
- そうですね
全部とは言いませんが
少しだけなら・・・
プ - それでもいいよ
- シュ
- プラティさまは
自分の信じているものが
こわれても平気ですか?
- 真実の重さに
たえられますか?
プ - え…
- シュ
- それくらい
大変なお話なんです
- 当時の鍛聖の方々が
みなさんで戦って
- ひとりが治ることのない
病にかかって
ひとりが鍛聖の道をあきらめて…
- ひとりが死んでしまいます
そういう話なんです
ききますか?
- もちろんいずれプラティさまが
鍛聖になれば
嫌でも知ることになりますが
プ - ちょ…ちょっと待って…
考えさせて…
- シュ
- はい
プラティさまの覚悟ができたら
言ってください
- シュガレットは
包みかくさずお話いたします
第7夜
- シュ
- プラティさま…
- 今日はヒヤヒヤしました
もうあんな無茶なことは
やめてください
プ - ムチャって…なにが?
- シュ
- 全部です!
プ - う…そんなに
怒らなくても
- シュ
- プラティさま
本当にサイジェントの勇者さまが
言ったことの意味…
- わかってみえますか?
- あきらめないことと
引き際を知らないことは
違うんです
プ - そんなに怒らなくても…
- シュ
- イヤです!
いいですかプラティさま!
- 命にはかけどころがあるんです
それを間違えても
シュガレットは喜びません…
- もっとシュガレットを
たよってください
- もっとシュガレットを
信じてください
- もっとシュガレットを
ギュってだきしめてください
プ - 最後は違う…
- シュ
- ……
プ - …
- シュ
- とにかくです
シュガレットは
プラティさまの妻なんですから!
- もう危険なことは
させません…
- 夫の健康管理は
妻のしごとです!
プ - 何からツッコんでいいのやら…
第8夜
- シュ
- プラティさま
プ
- 何?
- シュ
- 無理をなさらないで
- くださいね
- わたし…今日も
- ドキドキしていました
- プラティさまが成長して
- シンテツさまのように
- 強く、やさしくなっていくのは
- …とてもうれしい
- …
- のですけど…
- 強くなるたびに
- やさしくなるたびに
- 無理なことをするようになって
- それがこわいんです
プ
- やだなぁ
- ムリなんかしてないってば!
- シュ
- してます!
- すごく…だって!
- テュラムさんをまもろうと
- ウレクサさんと戦ったりなんて
- 前のプラティさまには
- できませんでした
プ
- あ…そうだね…
- 前のわたしなら、そんなこと
- しようとも思わなかったかも
- シュ
- シュガレットは…
- プラティさまに
- 勇者になって欲しくなど
- ありません…
- それよりも命をそまつに
- しないでください
- 無理なことをするときは
- シュガレットにも半分
- わけてください
- それが
- シュガレットの役目ですから
プ
- うん…
- ありがと…シュガレット
- シュ
- 信じてます
- プラティさま…
第9夜
- シュ
- おつかれさまでした
- プラティさま
プ
- うん…
- でもやっぱり
- なんかすっきりしないよね
- ウレクサさんもルベーテさんも…
- 鍛聖がふたりも
- いなくなっちゃったし…
- サクロさんは…
- ウレクサさんの
- かたきをうてたのかな…
- シュ
- わかりません
- でも…ふたつだけわかります
- ひとつは…
- ウレクサさんは悲しみ以外…
- 何も残せなかったこと…
- そしてもうひとつは…
- シュガレットのプラティさまが
- 無事だったことです
プ
- うん
- シュ
- …
プ
- ……
- シュ
- ……
- プラティさま
- 明日はどこかに行きませんか?
プ
- あ、そうだね
- それはいいかも…
- シュ
- 悩んでばかりいても
- 心の健康によくないですし…
- シュ
- わたし
- 行きたいところがあるんです
プ
- どこなの?
- シュ
- ウフフ…
- ヒミツです(はぁと)
- そういうわけで
- よろしいですよね?
プ
- う…うん
- ごめんね
- 気をつかわせちゃって
- シュ
- いえ…
- 別にそれだけでは
- ないのですけれど…
(移動準備シーン省略)
- シュ
- プラティさま
- こちらです
プ
- ここが…
- シュガレットの思い出の場所…?
- シュ
- そうです…
- シンテツさまとふたり
- よくここで武器をきたえていました
- ここにはシンテツさまとの思い出が
- たくさんつまっています…
プ
- …そうだね
- シュ
- …はい
- シュガレットは
- サプレスで生まれてすぐ
- リィンバウムに召喚されたんですよ
プ
- へぇ…
- 分岐
- →サプレスってどこ?
- プ
- どこだったっけ
- サプレスって…
- シュ
- プラティさま…
- 忘れないでください
- このリィンバウムの周りを回る
- 4つの世界のひとつで
- 霊界と呼ばれるところです…
- この剣の都の地下にいる剣の聖霊
- …炎の聖霊パリスタパリスが
- 生まれたのと同じところでもあります
- →霊界サプレスだね
プ
- 知ってる
- 霊界だね
- シュ
- そう呼ばれてますね
- シュ
- わたしは…
- そのサプレスの光の中で生まれて
- そしてワイスタァンに召喚されました
- プラティさまが生まれる
- 二十年も前のことでした
- 召喚されたばかりのわたしは
- まだマユの中に入ったままで…
プ
- (マユ…?)
- シュ
- わたしたちは
- 金色のマユから
- 生まれるんです
- わたしがマユから出て
- 生まれてはじめて見たのが
- シンテツさまでした…
- まだ子供だったシンテツさまの魂が
- わたしをマユから
- 出してくれたんですよ…
プ
- じゃあパパは…
- 分岐
- →シュガレットのお父さんだね
- プ
- じゃあ、わたしのパパは
- シュガレットにとっても
- パパみたいなものなんだね
- シュ
- そうですね…でも
- 親と言うよりは、幼なじみの
- 男の子だったのですけれど…
- →シュガレットの幼なじみだね
プ
- じゃあパパとシュガレットは
- 幼なじみ?
- シュ
- はい…
- シンテツさまの成長を
- ずっと横で見てきました…
- シュ
- それで…勝手に、いつかは
- シンテツさまのお嫁さんになれるんだ
- と思っていました
- シンテツさまには
- ふられちゃいましたけど…
プ
- (そっか…パパは
- 母さんと結婚したんだもんね)
- (だからシュガレットは
- お母さんとあんまり
- 話したがらないのか…)
- あれ…でもたしか
- シュガレット、前に言ってたよね
- シュ
- シンテツさまが、シュガレットを
- プラティさまのお嫁さんに、と
- 約束したことですか?
プ
- うん…
- シュ
- …ウソです
プ
- ええ!?ウソ!?
- シュ
- はい…正しくは…
- それはお子様が男の子だったときの
- 約束で…女の子だったときの
- ことは考えていなかったと思います
プ
- そんないいかげんな…
- それじゃあ…
- 分岐
- →どうしてそんなウソを?
- プ
- どうしてそんなウソを言ったの?
- シュ
- もうしわけありません
- ウソをついたつもりじゃ
- なかったんです…
- プラティさま…
プ
- あ…そんな…
- 別に怒ってないから…
- →そんなに気にしないで
- プ
- 気にしないでよ…
- ちょっとびっくりしてただけで…
- シュ
- プラティさま…
- →結婚しなくていいんだね?
プ
- じゃあ
- 結婚しなくていいんだね?
- …ちょっとほっとした…
- シュ
- そんなにも…
- イヤでしたか…
プ
- あ…そんなことないよ!
- ただわたしは女の子だから…
- プ
- でも…どうして
- 許嫁なんて…
- シュ
- わたしが再びサプレスから
- このワイスタァンに召喚されて
- そこにいたのが
- プラティさまでした…
- ひと目見てわかったんです…
- わたしは、シンテツさまではなく
- この方を守護するために生まれたと
プ
- わたしをまもるために…?
- シュ
- そうです…わたしたちは
- ずっと、だれかひとりを守り続ける
- ために生まれてくるんです
プ
- でもほら!
- わたしはそんなに…
- シュ
- 知ってますかプラティさま
- わたしたちは
- 魂のかがやきにひかれるんです
- そこには男とか女とか
- そんなことは関係ありません…
- ただ、魂がかがやいているか
- そうでないか…
- それだけなんです
- プラティさまの魂は
- シンテツさまの何倍も
- かがやいていました
- もちろん今も…
プ
- シュガレット…
- シュ
- だから…ずっとプラティさまと
- いっしょにいたくて…
- シンテツさまの言っていたことを
- 思い出して…つい許嫁などと…
- もうしわけありません…
- ごめんな…さい…
プ
- ありがと、シュガレット
- シュ
- …え?
プ
- 本当のこと教えてくれて
- ありがとう
- シュ
- いえ、そんな…
プ
- わたし…なんか
- 上手く言えないけど…
- がんばる!
- だから
- これからもよろしくね!
- シュガレット!
- シュ
- プラティさま…!
- はい!
- いっしょにがんばりましょう!
- …ずっと
プ
- えへへ…
- シュ
- (大好きです、プラティさま…)
ED
- シュ
- いい風ですね…
- プラティさま
プ
- うん…
- 気持ちいいね
- なんかやりとげたー!
- って感じがするよ
- シュ
- そうですね
- 黒鉄の鍛聖さま…
プ
- なんだかなぁ…
- その鍛聖さまっていうの
- ちょっとくすぐったいね…
- でも…
- キライじゃないかも…
- 責任は重大だけどね!
- シュ
- プラティさま
プ
- 何?
- シュ
- きれいな街に
- しましょうね
プ
- うん…
- シュ
- あたたかい街に
- しましょうね
プ
- うん
- シュ
- みんなが笑顔でいられる町に
- しましょうね
プ
- うん
- シュ
- わたしをおヨメさんに
- してくださいね
プ
- うん…う…ええ!?
- シュ
- ほんとですか!
- シュガレットは幸せです…
プ
- ちが…!
- 今のはなしなし!
- シュ
- プラティさま!
- シュガレットは
- プラティさまのことを…
プ
- わかった!
- わかったから
- ちょっと待って〜!
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